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「乳母システム」「代理親」…孵化はするが体着しない、体着するが暫くすると食べてしまう…等々、ディスカスの困った性格のペアに替わり他魚の稚魚を別の面倒見の優れたペアに育成させる方法・手段を指す用語です。 このシステムがディスカスブリードにおいて広く知れ渡ったのは今から20数年前に遡ります。 京都のSHOP「コバルト」さんのオーナー原田氏が雑誌にそれとなく記載した言葉…それが「乳母システム」でした。 極上のドイツコバルトを入手した氏は、あれこれいろんなペアから子をとるよりも、より優れたペアから生まれた子を 量産したいと考え実行したのが始まりかと思います。 ペアに約200尾の稚魚を一週間体着させるとその後数週間はペアに休養を与えねばなりません。 しかし、産卵〜放精だけであれば週に一度は可能であり両親共に傷みも無く6〜8回連続してのブリードが可能です。 氏の考察は見事に成功、一ヶ月半の間に約1000尾の稚魚を得ました…これが今でも根強い人気を誇る「モルフォ」の誕生です。 その後、改良を重ね「モルフォフラッシュ」「ハイフィンモルフォ」へと進み現在に至っています。 そして、この「乳母システム」が大々的に活用されるようになったのが、それから約15年後「アルビノブリード」においてです。 アルビノは視力に問題がある個体が多く、またメラニン色素を持たないためディスカスミルクを分泌しても体色が黒ずまず稚魚体着に大変苦労します〜というか、殆どの場合体着に至らず飼育者を落胆の底へと引きずりこみます。 これはプロブリーダーにおいても同じでありペナンにおいても各氏が悩みに悩みまくりました。 そして、たどり着いたのが「乳母システム」です。 今夏、引退で波紋を巻き起こした名ブリーダー、ア・リーもアルビノに関してはほぼ100%乳母にてアルビノを生産しておりました。 名魚「ルビーインプラチナ」「ルビーインフレーム」もほぼ全てが熟練中年ブリリアントのペアによって育児・育成され世に羽ばたいて行きました。 では、具体的に「乳母システム」「代理親」とは如何にすればいいのか…これが案外簡単なようで難しいのです。 一番解り易く言えば「自分の子を体着・育児できない親が他のペアの子を育て上げられる筈がない」ということです。 そうです…体着・育児を経験した心優しい穏やかなペアでなければ勤まらないということです。
すみません…飼育相談のTELが入り長引きそうですので続きは明日書き込み致します。 |
by りょうぽん ¦ 21:56, Friday, Sep 25, 2009 ¦ 固定リンク
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